ハイメドハギ | Lespedeza juncea (L. fil.) Pers. var.serpens (Nakai)Ohashi |
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里山・草地の植物 | マメ科 ハギ属 |
Fig.1 (兵庫県篠山市・農道脇草地 2009.9/11) 草地や土手、道端などにやや普通な多年草。メドハギの変種。 茎は硬く、基部近くで多数分枝して、側枝は地表を這い、後に主茎も倒伏して這う。 葉は3小葉で短い柄があり、各小葉は母種のメドハギのものよりも幅広く長倒卵形、ほぼ円頭。 花は葉腋に2〜4個集まってつき、メドハギよりも紫色の部分が多い。 近縁種 : メドハギ、ツルメドハギ、ネコハギ ■分布:本州、九州、沖縄 ・ 中国 ■生育環境:草地、土手、河原、道端など。 ■花期:8〜9月 |
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↑Fig.2 茎と葉。(兵庫県篠山市・農道脇草地 2009.9/11) 茎は地表を這い、開出または斜上する毛が多い。葉は3小葉で、小葉は長倒卵形。メドハギの小葉は倒披針形。 |
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↑Fig.3 花。(兵庫県篠山市・農道脇草地 2009.9/11) メドハギよりも旗弁の紫色の部分は広く、竜骨弁(舟弁)の先も濃い紫色に色づく。 |
生育環境と生態 |
Fig.4 日当たりよい林道脇で群生するハイメドハギ。(兵庫県篠山市・農道脇 2011.7/15) 山間の林道が広くなっていて、クルマがあまり通らない部分で枝を広げて群生している。 林道上にはほとんど被植がなく、草丈の低いキバナノマツバニンジン、オトギリソウ、アリノトウグサ、メアオスゲ、ススキなどが見られる程度である。 |