ハマニガナ | Ixeris repens (L.) A. Gray | ||
海浜・砂浜の植物 兵庫県RDB Cランク種 |
キク科 ニガナ属 |
Fig.1 (兵庫県新温泉町・海岸の砂浜 2011.7/27) 海浜の砂浜などに生育する多年草。 茎は砂中を長くはう。葉は長い柄があって厚く、3〜5角状心形で、3〜5裂し、径3〜5cm。 頭花は径3cm内外。総苞は長さ10〜11mm。総苞外片は内片の半長に達するものもあるが、外側のものほど短い。 内片は花後も肥厚しない。痩果の嘴は太く短い。 ■分布:北海道、本州、四国、九州、沖縄 ・ 朝鮮半島、中国、ベトナム、カムチャッカ ■生育環境:海浜の砂地など。 ■花期:5〜10月 |
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↑Fig.2 地下茎。(兵庫県新温泉町・海岸の砂浜 2011.5/26) 地下茎は砂中を長く横走し、分枝して広がる。節からは上方に1〜2個の葉が、下方にはひげ根が出る。 葉には長い柄があるが、ほとんど砂中に埋もれている。 |
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↑Fig.3 列をなす葉。(兵庫県新温泉町・海岸の砂浜 2011.7/27) |
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↑Fig.4 葉。(兵庫県新温泉町・海岸の砂浜 2011.5/26) 葉は厚く、3〜5角状心形で、3〜5裂する。画像のものは5裂した典型的なもの。 裂片はさらに浅〜中裂したり変異が多く、全縁〜不整な欠刻がある。 |
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↑Fig.5 3裂した葉。(兵庫県新温泉町・海岸の砂浜 2011.7/27) |
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↑Fig.6 花茎をあげて開花したハマニガナ。(兵庫県新温泉町・海岸の砂浜 2011.7/27) 花茎は上部で分枝し、枝先に頭花を単生する。分枝した枝には披針形〜長卵形の小さな葉がつく。 |
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↑Fig.7 総苞。(兵庫県新温泉町・海岸の砂浜 2011.5/26) 総苞は長さ10〜11mm。総苞外片は内片の半長に達するものもあるが、外側のものほど短い。 |
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↑Fig.8 頭花。(兵庫県新温泉町・海岸の砂浜 2011.7/27) 頭花は径約3cmで、畦に生えるオオジシバリと同じくらいの大きさで、すべて舌状花からなる。 |
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↑Fig.9 舌状花。(兵庫県新温泉町・海岸の砂浜 2011.7/27) 先の2裂した雌蕊と、それを取り囲む集葯雄蕊が見える。 |
生育環境と生態 |
Fig.10 砂浜に生育するハマニガナ。(兵庫県新温泉町・海岸の砂浜 2011.7/27) コウボウシバ群落中にハマヒルガオ、コウボウシバ、トウオオバコなどとともに生育していた。 |
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Fig.11 砂浜でオニシバとともに生育。(兵庫県新温泉町・海岸の砂浜 2011.5/26) |