湿めった草地、溝などに生える1年草。江戸時代に渡来した帰化植物とされている。
茎は高さ30〜150cm、やや方形で、縮れ毛がある。
茎は方形で直立し、高さ40〜70cm、稜上には逆刺がある。
茎中部の葉は対生し、上部では互生し、1〜2回羽状裂葉、葉柄を含め長さ9〜15cm、両面に毛が生える。
頂小片は卵形で、先は短くとがり、葉縁には多数の歯牙がある。
頭花は径7〜10mm。総苞片は8〜10個、長さ3〜6.5mm、線形で鋭頭。
舌状花は黄色で0〜5個で、結実せず、花冠は長さ5.5mm、うち筒部は1.2〜1.5mm、幅2.5〜3mm。
痩果は線形で扁4稜形、長さ9〜19mm、上端には逆刺の生えた3〜4個の刺状の冠毛を持つ。
変種にマルバタウコギ（var. mayebarae）がある。葉は分裂しないか、3裂する。熊本県の海岸に生育。
頭花に黄色の舌状花を持つものにコバノセンダングサ（B. bipinnata）がある。詳しくは 参考画像を参照。
近似種 ： コセンダングサ（付：コシロノセンダングサ）、 アメリカセンダングサ、 タウコギ
■分布：本州（関東以西）、四国、九州 ・ 朝鮮半島、中国、マレーシア、インド、オーストラリア、小アジア、アフリカ
■生育環境：湿った草地や荒地、路傍の溝、用水路脇など。
■花期：8〜10月
■西宮市内での分布：市内の中〜北部に生育するが少ない。
葉は1〜2回、羽状に裂ける。頂小片は卵形。葉の縁が白く見えるのは、短毛が密生しているため。
径7〜10mm。外周には不稔性の舌状花が0〜5個つくが、4個見られる場合が最も多い。
多数の痩果が集合している。痩果は線形で、4稜あり、先端に刺状の冠毛が3〜4個つく。
刺状の冠毛には逆刺がならんでいるのが分かる。
